金沢・野々市で乳がん検診を受けるには?費用・流れ・持ち物まとめ
「乳がん検診を受けたいんですけど、どこに連絡すればいいんですか?」——外来でこの質問を受けない週はありません。金沢市・野々市市・白山市にお住まいの方の場合、検診の受け方は自治体検診・自費検診・保険診療と3つのルートに分かれていて、それぞれ窓口も費用も違います。この記事では、この3つの違いと、検診当日に必要な持ち物、当日の流れまでをまとめました。
この記事のポイント
- 金沢市・野々市市・白山市の自治体検診は40歳以上が対象、自己負担は500〜800円
- 受診券が届いていない方や30代の方は、自費検診で同じ検査を受けられる
- 当日の持ち物は「受診券・マイナ保険証(または保険証)・自己負担金」が基本
- マンモグラフィに乳腺エコーを組み合わせると、より精度の高い評価につながる

自治体検診・自費検診・保険診療——3つのルートの違い
自治体検診(住民検診)
お住まいの市町村から届く「受診券」を使って受ける方法です。金沢市なら「すこやか検診」、野々市市なら「ののいちいきいき健康診査」、白山市なら「健診・がん検診」がこれにあたります。
国の指針(厚生労働省「がん検診実施のための指針」)では、40歳以上の女性に2年に1回のマンモグラフィが推奨されています。各自治体もこの指針に沿って実施しており、対象は40歳以上・偶数年齢が基本です。費用は自治体が大部分を負担してくれるので、自己負担は500〜800円で済みます。
当院で使用しているマンモグラフィ装置です。圧迫圧を自動で調整する機能を搭載しており、従来の装置と比べて、撮影時の痛みを和らげる工夫がされています。
自費検診(任意検診)
受診券がない方、対象年齢に届いていない30代の方でも、自費であれば年間を通じて検査を受けられます。費用は医療機関ごとに異なるため、事前に確認してください。当院の自費メニューについては乳腺外科専門外来のページに掲載しています。
保険診療(症状がある場合)
乳房にしこりを感じる、乳頭から分泌物が出るといった自覚症状がある場合は、「検診」ではなく「診察」の扱いになります。健康保険が使えるため、3割負担の方でマンモグラフィと乳腺エコーを受けると3,500〜4,500円程度が目安です。
金沢市・野々市市・白山市——自治体検診の比較
3市の自治体検診を並べてみると、対象者や費用に少しずつ違いがあります。
| 項目 | 金沢市(すこやか検診) | 野々市市(いきいき健康診査) | 白山市(健診・がん検診) |
|---|---|---|---|
| 対象 | 40歳以上の女性(偶数年齢) | 40歳以上の女性(偶数年齢) | 40歳以上の女性(偶数年齢) |
| 検査内容 | マンモグラフィ | マンモグラフィ | マンモグラフィ |
| 自己負担 | 800円 | 500円 | 500円 |
当日の流れと持ち物
持ち物リスト
受診ルートによって持ち物が変わります。自治体検診の場合は「受診券」が必須です。マイナ保険証も忘れずに持参しましょう。
当院は完全予約制です。WEB予約なら24時間いつでも空き状況を確認いただけます。
初めての乳がん検診で知っておきたいこと
マンモグラフィとエコー、どちらを受ければいいか
マンモグラフィは石灰化の発見に、エコーはしこりの発見に長けています。特に日本人女性に多い「高濃度乳房」の方は、エコーの併用が有用です。

当院の乳腺外来について
野々市中央院の乳腺外来は、日本乳癌学会認定医の女性医師(中村佳世)が担当します。スタッフもすべて女性で、内科とは別の専用区画でリラックスして検査を受けていただけます。土曜外来(月1回・完全予約制)も実施しております。
参考文献
- 国立がん研究センター がん情報サービス「乳がん検診について」
- 日本乳癌学会 編「乳癌診療ガイドライン2022年版」
- 厚生労働省「がん検診実施のための指針」
よくある質問
- Q. 30代ですが乳がん検診は受けられますか?
- A. 自治体検診の対象は40歳以上のため、30代の方は自費検診でお受けいただく形になります。乳腺密度の高い30代には乳腺エコーが特に有用です。
- Q. 検診費用は医療費控除の対象になりますか?
- A. 原則として「異常なし」の場合は対象外ですが、異常が見つかり治療に移行した場合は、その検診費用も控除の対象となります。
- Q. 授乳中でもマンモグラフィは受けられますか?
- A. 撮影自体は可能ですが、授乳中は乳腺が発達しているため画像の判読が難しくなることがあります。まずは乳腺エコーでの検査をおすすめすることが多いです。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。症状や検査の要否については、医師にご相談ください。







